冬の試合時のお弁当は、夏に比べて衛生的なリスクは低くなりますが、お弁当が冷たくなり食べにくい、などの声が聞こえてきます。特におにぎりは固くなりやすく、試合前に緊張していると、さらに食べにくい時があるようです。
7人制ラグビー、卓球、バドミントン、また冬季競技のスピードスケートやショートトラックでは、会場が寒い上に1日に何試合も行われます。結果によって1日の試合スケジュールも変動するので、補食を何回分も用意しなければなりません(参考:「試合と試合の合間をおにぎりで補給、7人制ラグビー」)。
そんな時は、ポットにお湯やお茶を持って行き、おにぎりをお茶漬けにして食べる方法がおすすめです。だしやスープを保温ポットに入れて持参するのもいいですね。
レトルトかゆやアルファ米を常備
また遠征などで、前日から試合地の近くで宿泊する場合、思い通りの補食が手に入らないときがあります。予備の意味も含めて、常温で保存できる補食を準備しておくと良いでしょう。
遠征の多い選手がよく利用するのが、レトルトのおかゆパックやアルファ米です。アルファ米は非常食のイメージがありますが、海外遠征の多いアスリートの間では、水かお湯を入れるだけで手軽にご飯が食べられる、と人気のある食品です。
ご飯を炊いた状態のでんぷんを「アルファ化」したまま乾燥させているので、水やお湯を入れるだけでふっくらとしたご飯が食べられます。乾燥しているので軽量で、持ち運びしやすいのも利点です。
炊き込みご飯やピラフなどの味付きご飯もありますし、白いご飯にふりかけや市販のスープの素を組み合わせてもいいですね。スポーツ用品店の登山グッズ売り場などにあることが多いので、遠征時の補食に活用してはいかがでしょうか。
今回のレシピは「焼きおにぎり茶漬け」です。ご飯ではなく、おにぎりにだしをかけるのがポイントです。試合の補食にもいいですし、だしに肉や野菜の具材を入れてアレンジし、朝食や夜食にするのも喜ばれます。もちろん、おにぎりだけで食べてもいいですね。