感謝の気持ちは人一倍―。母の日だったら素直に言える。野球人の言葉を集めました。【日刊スポーツ野球取材班】
母の料理で体が大きく
ヤクルト中尾輝投手 母はいつも優しいです。小さい頃は怒られたりもしましたけど、高校で寮に入ってからは1回も怒られたことがないですね。高校時代は体重が増えないのが悩みでした。高校卒業と同時期に名古屋で居酒屋を始めて、大学に入ってからはお店のご飯を食べるようになって体が大きくなりました。60キロだった体重が、卒業の時は83キロにまで増えました。球速が速くなったきっかけになったので感謝しています。いつもありがとう。僕ももっと頑張ります。
栄養管理の知識豊富
DeNA東克樹投手 栄養面、生活面でずっとサポートしてくれました。今でもちゃんと食事を食べているのか、こまめに連絡をくれます。栄養管理の知識はすごくあると思います。試合中に食べるバナナを勧めてくれたのもお母さんでしたし。今でも忘れられないのは、中学3年生の時の母の日です。試合があって、自分が投げて負けてしまったんです。僕の中では「勝って母の日のプレゼントができたら」っていう思いがあって。それがすごく悔しくて、ふてくされてしまって。そしたら、めちゃくちゃ怒られたんです。「そうやって、ふてくされたらアカン」って…今でもそれは心掛けてます。去年の母の日には花をプレゼントしました。贈ったのは初めて。今年は初勝利のウイニングボールと初ヒットのボール、2つあげようと思って、寮にとってあります。親孝行は勝っている姿を見せること。1つでも勝っている姿を見せて、喜ばせてあげたい。
もつ煮込みは母の味
楽天内田靖人内野手 お母さん、いつもありがとう。小学生の頃、仕事が忙しい中でも野球の送り迎えをしてもらったことは今でもよく覚えているし、本当に感謝しています。自分にとって、お母さんは誰よりも大事な存在です。また家に帰ったら、大好きなもつ煮込み作ってね。
母の支えがあってこそ
法大・向山基生主将 仕事をしながら、毎日弁当を作ったり、いつも野球を見に来てくれて感謝しています。ダメなことはダメと口うるさく言われてきたけど、僕が今、野球をできているのはお母さんのサポートのおかげです。いつもありがとう。
(2018年5月14日付日刊スポーツ紙面掲載)