<ママ特派員・サポーターから>

 料理大好きな娘が中学生になり、部活で帰りが遅くなることが多く、娘の手料理を食べる機会はめっきり少なくなりました。

 仕事で帰りが遅くなったある日のこと。小学5年生の息子にご飯を炊いてくれるよう頼んだことがありました。帰るとおいしそうに炊けていたので、「ありがとう! 助かったよ」と伝えました。

 次の日には、息子が「夕食を作っていい?」と聞いてきました。「肉があるから何か作って」と頼むと、塩コショウ味、しょうゆ味、バター味などと工夫しながら焼いてくれました。「野菜もあるといいね。冷蔵庫にナスがあるから一緒に焼く?」と声をかけ、家族でおいしくいただきました。

 喜んでもらえたのがうれしかったのか、これをきっかけに息子はほぼ毎日夕食作りをしてくれるようになりました。

 本当はずっと料理に興味があったのですが、姉にやらせてもらえなかったとのこと。レシピ本を見て分量通りに作る娘とは違い、息子は思いつくままにイメージで作る「男の料理」です。

肉とソースの相性が抜群!
肉とソースの相性が抜群!

 今回は、焼いた鶏肉に添えた特製のソースが、とてもおいしかったので紹介します。器には肉だけが盛られているように見えますが、じつは肉の下にモヤシとコーンが隠れていました。野菜が苦手な息子ですが、「野菜は食べた方がよい」ということはわかっていて、自分が食べられるものを付け合わせにしたようです。

肉の下にはモヤシとコーンが
肉の下にはモヤシとコーンが

 これまで息子がミルサーを使ったところを1度も見たことがなかったのですが、私が使っているのを見ていたようです。子どもたちのために頑張って食事を作っていますが、見てくれているんだなと思うとうれしくなりますね。

<肉にぴったり! アーモンド入り特製ソース>
材料
アーモンド…30g
コーン…30g
桜エビ…適量
ケチャップ…大さじ1
ソース…大さじ1
塩…少々
ワサビ…適量

作り方
①アーモンド、コーン、桜エビをミルサーで砕く。
②①にその他の調味料を混ぜる。

※焼いた肉はもちろん、ハンバーグにも合います。
※調味料の分量は好みで加減してください。

【ママ特派員=北海道在住・柴田文子】