3月は卒業の季節ですが、1人暮らしを始める人もいるでしょう。保護者が食事の管理をしてくれていたこれまでと違い、自己管理が必要になります。1人暮らしを始めてから体調を崩し、パフォーマンスが下がることがないように気をつけたいところです。

1人暮らしをする前に、これだけは揃えたい調理家電や器具を紹介します。

炊飯器

米を洗ってスイッチを押すだけで、おいしいご飯が炊ける優れもの。無洗米なら水を入れて炊くだけですし、サバ缶など具材も入れれば、簡単に炊き込みご飯ができます。最近では、圧力がかかるタイプもあり、米を炊くだけでなく、カレーなど煮込み料理の調理器具としても活用できます。火加減や加熱時間を勝手に調整してくれるので、「ほったらかし料理」が可能です。

電子レンジ

惣菜を温めるほか、野菜の下ゆで代わりもできる調理器具になります。オーブン機能が付いていれば、肉や魚を野菜と一緒に焼いて、タンパク源と野菜を同時に調理でき、バランスの良いおかずが作れます。

ホットプレート

最近では1~2人用の小型のものが人気で、お好み焼きや焼き肉、プレートを変えてたこ焼きや鍋ができるタイプもあります。ホットプレートの良いところは、材料さえ準備してしまえば、作りながら食べられるので、洗い物が少なくてすむところです。

電気ケトル(ポット)

あっという間にお湯が沸くので、コーヒーやお茶がすぐに飲めます。ペットボトルのお茶やお水は購入するとお金もかかりますし、持って帰るのも重たいですよね。自分で好みの飲み物を沸かして、マイボトルに入れて出かけると節約もできます。

スライサーやおろし器

野菜を嫌いではないけれど、切るのが面倒だという人がいます。カット野菜も売られていますが、スライサーがあればキャベツやタマネギ、キュウリやニンジンなどを簡単にカットできます。大根を1本買っても食べきれないという人は、おろし器を使って大根おろしにすると、多くの量を食べられます。

コンビニの食事が続くと飽きてしまいますが、手作りだと不思議と飽きないものです。食材を有効に使うなら、お弁当も一緒に作って持っていくと、無駄も省けます。

【管理栄養士・今井久美】