練習後、できるだけ早く食事をとることが大切だということは、皆さんご存じだと思います。疲労回復のために、トレーニングを効率的にするためにと、補食や食事を準備していることでしょう。
親の立場からすると、さらには大きくなって欲しい、背も伸びてほしい、できれば勉強も…なんて欲張りだと分かっていても、つい気になって、先回りしてしまうこともあります。
ただし、一番大切なことは、必要な食事量と基本的な食事バランスを整えながら、じっくりと心身の土台を作っていくことです(新学期に向けて、お弁当箱で食事量やバランスを見る方法は「どんなものを用意すれば、作ればいいの?学校給食に負けないお弁当作りの心得」を参照)
食欲がない時や、もう少し量を食べたい時のために「ご飯がすすむ○○」を用意しておくと便利です。
五輪出場経験を持つ、ある陸上女子選手は「梅干しやヨーグルト、スムージーを飲むことで食欲が出る」と言って、いつも用意していました。
夏場など食欲がない時の私の「ご飯がすすむ○○」は
1位=キムチ
2位=かつお節+ゴマ油+しょうゆ少々
3位=納豆サラダ
です。
丼、酢飯、冷たい麺などが人気
私は、陸上長距離の実業団チームの海外高地トレーニングに帯同してきましたが、ハードなトレーニングの後、食欲がないだけでなく、かむことも、箸を持つことも面倒だという選手を見てきました。
そんな時は、ちらし寿司などの酢飯、豚しゃぶがのった冷たい麺類、スプーンでパクパク食べられる汁気の多い丼がオススメです。
例えば、「二色丼」「親子丼」「アボカドスパム丼」、ヒジキ煮とご飯をゴマ油で炒めた「ヒジキ炒飯」などは、実業団選手にも人気がありました。
これらの丼は、エネルギー補給のための糖質のほか、タンパク質源や野菜類も一度に食べやすいもの。赤、黄、緑のビタミンカラーを添えることでさらに彩りよく、食欲が沸くでしょう。あなたのこれなら食べられる「ご飯がすすむ○○」を、ぜひ親子で発掘してみてください。