2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は2日、選手村で提供する食事メニュー案を話し合うアドバイザリー委員会の初会合を都内で開いた。具体的なメニューを今夏までに決定し、11月ごろまでに国際オリンピック委員会(IOC)の承認を目指す。
メニューは選手がベストの状態で大会に臨めるよう配慮し、考案する。早朝開始の競技への対応や、東京特有の暑さ対策も講じる。食材調達はできる限り国産とし、被災地食材も多く取り入れたい考え。実際は、同委員会が情報提供した上で、食堂を運営する事業給食大手のエームサービスが調達する。
世界文化遺産にも登録された和食文化を、大会に訪れた海外選手団がレシピなど、何らかの形で自国に持ち帰られるよう、大会初となる試みも話し合った。
(2019年4月2日、ニッカンスポーツ・コム掲載)