缶詰は料理に使ったり、お酒のおつまみにしたりと、買い置きしておけばいざというときに何かと重宝します。長期保存できることもメリットのひとつですが、“食べ頃”があることをご存知でしょうか?
マルハニチロが20~59歳の男女1000人を対象に実施した調査で、常備している缶詰の種類で最も多かったのは、サバ、カニ、ツナ(マグロ、カツオ)、サケ、アサリなどの「水産物」でした。
水産物の缶詰の中で、さらに最も好きな種類を聞くと、ブームとなった「サバ」を抑えて「ツナ(マグロ、カツオ)」がトップに。一方で「サバ」は、「美容・健康に良いと思う缶詰」「節約のために買いたいと思う缶詰」「お酒のおつまみとして食べることが多い缶詰」などの項目で1番人気でした。
缶詰を利用する目的としては「時短料理」が最も多く、次いで「節約料理」「お酒のおつまみ」「災害用の備蓄」の順。缶詰の中の食材は、調理や下処理が施されているため、調理時間や手間を省くことができるのが利点だと考えている人が多いことがわかります。
缶詰のメリットといえば、長期保存や常温での保存ができること、すぐに食べられることなどが挙げられますが、様々な料理にアレンジできる点も魅力の1つです。“家飲み”で食べたい缶詰料理・缶詰アレンジの人気は「ツナ缶のサラダ」「サバ缶のサラダ」「サバ缶の味噌煮」がトップ3。以下は「カキ缶のアヒージョ」「サバ缶のアヒージョ」「サバ缶のチーズ焼き」「ツナ缶のパスタ」「焼き鳥缶の丼」が同数で7位でした。
なお、缶詰は密封されて加熱殺菌されているため、保存料なしで長期保存が可能ですが、“食べ頃”もあります。水産物の缶詰の場合、製造直後は魚に調味液が十分しみこんでいない状態ですが、製造から少し時間を置いてからのほうが、徐々に味がなじんでおいしく食べられるといわれています。今回の調査では、食べ頃があることの認知率は35.2%でした。