カボチャは抗酸化作用が高いビタミンA、C、Eと糖質が豊富です。ビタミンAは鼻や喉の粘膜を保護する働き、ビタミンCは免疫力を上げる働き、ビタミンEは血行を良くし、抵抗力を高める働きがあります。これらのビタミンに加えて体を温めるタンパク質を摂ると、免疫力アップにつながります。
カボチャ料理というと煮物が定番ですが、他のレパートリーも増やして積極的に食卓に登場させましょう。おすすめのレシピを5点紹介します。
牛肉とカボチャのクリーム煮
牛肉は、肉類の中でも赤血球に利用される鉄を多く含み、練習中の酸素供給に役立ちます。赤血球は練習の酸素運搬で壊れやすく(酸化)なりますが、カボチャに多いビタミンEの抗酸化作用で、不必要な赤血球の破壊を妨げます。
カボチャ&アーモンドの塩麹マヨサラダ
アーモンドにもビタミンEが豊富です。ビタミンEとβカロテンは油と一緒にとることで吸収率が高まるので、マヨネーズであえるのがおすすめです。カボチャの糖質とたっぷりのビタミンを補給して、速やかな疲労回復につなげましょう。
鶏ももとカボチャのピリ辛味噌蒸し
みそを効かせて肉をプラスし、ピリッと辛口に仕上げたボリュームおかず。レンジ加熱で簡単に調理できるので、お弁当にも活躍の一品です。
カボチャとホウレン草の豆腐グラタン
良質なタンパク源として、栄養価の高い木綿豆腐、鶏むね肉と卵、ビタミン源としてカボチャとホウレン草を使用しています。冬が旬のホウレン草はその他の時期のものに比べて3倍のビタミンCが含まれています。筋力アップや減量メニューとしても応用できます。
カボチャの野菜あんかけ
試合時に体が冷えると感じる場合は、普段から皮膚温や深部体温が低い可能性があります。深部体温は食事でコントロールができます。カボチャに含まれるビタミンE(α-トコフェロール)は血管の流れをスムーズにするので、体温上昇につながります。