4年ぶりにベストナインに選ばれた西武中村剛也内野手が、来季もホームランをおかわりする。

「メットライフ生命プレゼンツ 埼玉西武ライオンズ V2報告・トークショー」で優勝ペナントを授与される、右から西武平井、中村、辻監督
「メットライフ生命プレゼンツ 埼玉西武ライオンズ V2報告・トークショー」で優勝ペナントを授与される、右から西武平井、中村、辻監督

都内で行われたトークショーに辻監督らと参加。「来年始まってみないと分からないけど、体調面をしっかり整えられたら(アーチ量産は)何とかなるという感じはある」と自信をみせた。

そのための体調維持のひけつには「無理な運動はしない。ケガしそうなときは休む」とニヤリ。体重の管理については「食事を減らすとおなかすくんだよね。ストレスになるので、それよりしっかり動いて」。相変わらずの“中村節”で報道陣を笑わせた。

今季は2015年以来の30本塁打をマーク。7月19日オリックス戦の延長11回には自身通算400号をサヨナラ弾で決め、この1発が西武の「年間ベストプレー賞」に選ばれた。山川の不振により、8月11日のロッテ戦からは久しぶりに4番も務めた。辻監督によると来季4番は白紙で、中村と山川の争いになる。中村は「山川に奪い取ってほしい」とハッパを掛けつつ「4番のこだわりは結構前に捨てたんで。でも今年最後に4番を打ってたのは僕」とプライドものぞかせた。まだまだ高い壁として立ちはだかる意気込みだ。【千葉修宏】

(2019年11月25日、ニッカンスポーツ・コム掲載)