親の願いとは裏腹に、子どもたちが見てしまうのは…。新型コロナウイルスによる休校などで“巣ごもり”生活が続く中、多くの家庭でネット動画などの利用が増加しています。
キッズ&ファミリー向けに特化したクリエイターのためのコミュニティーサービス「Hapiton!」と、東北新社が運営する家men総合研究所が共同で、子どもをもつ首都圏(1都6県)の20代〜50代男女1030人を対象に「家庭のYouTube視聴に関する意識調査」を実施。調査の結果、子どもたちは主に「好きなユーチューバー」や「好きな映画やアニメ」などの「好きな動画」を視聴していることが分かりました。
子どもにYouTubeを視聴させているという親は72.1%。視聴時間は「1日1時間未満」が36.5%で最も多く、2位が「1日1時間以上2時間未満」(16.7%)と多くの家庭でネット動画に触れ合う時間が長いようです。
そんな中、親が子どもたちに視聴させたいと考える動画は「英語学習に役立つような動画」が約5割でトップ。以下は「想像力が豊かになるような動画」「教育効果の高い子どもの学びにつながるような動画」と続き、教育につながる動画を求めています。
しかし、自宅待機となった子どもたちが実際にYouTubeで視聴している動画は、1位「好きなYouTuberの動画」、2位「好きな映画やアニメなどの動画」、3位「好きなもの(車・生き物・人形など)の動画」が上位にランクイン。「オンライン学習のための動画を視聴していた」という回答は全体の1割に満たないという結果でした。
子どもは自分の好きなジャンルを視聴し、親が願うオンライン学習のコンテンツに触れる機会は少なかった様子。動画に気を取られすぎず、しっかり勉強をするように心がけたいですね。