視力が悪い子どもたちが増えています。文部科学省が発表した令和元年度の学校保健統計調査報告書によると「裸眼視力1.0未満」の子どもは、小学校、中学校、高校で過去最多になりました。
国公立、私立の幼稚園、小学校、中学校など満5歳から17歳までの幼児、児童、生徒の一部を抽出して調査。視力に関する項目で「裸眼視力1.0未満の者」は幼稚園で26.06%、小学校で34.57%、中学校で57.47%、高校で67.64%と高い数字です。
特に小、中、高では5年前の平成26年から緩やかにですが右肩上がりのカーブを描いて割合が上昇。年を重ねるごとに増加傾向であることが分かります。
視力悪化にはスマートフォンやタブレットが普及したことが影響していると考えられます。文部科学省は視力と生活習慣に関する詳細な分析を行っており、令和2年度以降に実態調査を行い、詳細を明らかにして対策用の啓発資料を作成する予定です。
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