日本ブラインドサッカー協会は5月1日、視覚障がいを持つ小学生から高校生とその家族を対象にした「オンラインブラサカ親子広場」を2日から月末にかけて全6回開催すると発表した。
このプログラムは社会で活躍する視覚障がい者やブラインドサッカー関係者が、その生い立ちや仕事・活動について講演し、参加者からの疑問や質問に答える形で行われる。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛、学校の休校、日本協会アカデミー事業「ブラサカ・キッズトレーニング」の中止が続く中、「新しい知識との出会いの提供」「将来像との出会いの提供」「自立した人間への第1歩」などを目的に企画された。
第3回までの開催概要は以下の通り。
<第1回>
▼日時 2日(土)午後4時~同45分
▼テーマ 盲学校の先生の仕事〜マッサージ編=ゲスト森岡健一氏(弱視/神戸市立盲学校)、今嶋義幸氏(全盲/神戸市立盲学校)
▼内容 弱視、全盲それぞれの立場で盲学校で先生を務める2人に目指すきっかけ、仕事の内容、仕事の魅力について聞く
<第2回>
▼日時 4日(月・祝)午後4時~同45分
▼テーマ エンジョイライフ〜楽しく生きやな損=ゲスト松本義和氏(全盲/00年シドニーパラリンピック柔道100キロ級銅メダル)
▼内容 20歳で失明し、そこから行動面や精神面でどんな変化があったか? 視覚障がい者として日々不便や不自由を感じつつ、いかに克服し、自らの人生を楽しく生活しているか
<第3回>
▼日時 6日(水・祝)午後4時~同45分
▼テーマ 見えないからこそ伝えられること=ゲスト原口淳氏(全盲/株式会社ミライロ)
▼内容 障がい、弱み、苦手なこと、コンプレックスは誰しもが持っている。それらのバリアをバリュー(価値)に変える取組みについて
<参加申込概要(全3回共通)>
▼参加対象 視覚障がいのある児童・生徒(小学生~高校生)とその家族
▼募集定員 各回20人
▼参加費 無料
▼申し込みリンク https://zffb.f.msgs.jp/webapp/form/21111_zffb_233/index.do
▼実施方法 Webex 事前にWebexのダウンロード、サインアップ
▼申込締め切り 各開催日の前日正午まで
▼問い合わせ burasaka-kids@b-soccer.jp
(2020年5月1日、ニッカンスポーツ・コム掲載)