今年は猛暑が続いており、そろそろ夏の疲れが出ている頃ではないでしょうか? 今回は薬膳の視点から、弱った胃腸を補い、体を立て直すためのおかゆを紹介します。
スーパーなどで簡単に手に入る食材「トウモロコシ」「ヤマイモ」「卵」を使ったおかゆです。トウモロコシは体の熱を冷まし、むくみや余分な水分を取り除く働きがあります。そのため、湿気による夏バテを予防します。
卵はのどの渇きを緩和するので、暑い季節にはぴったり。ヤマイモは漢方では生薬と言われるくらい効果の高い、気を巡らせてくれる食材です。冬が旬のように感じる方が多いかもしれませんが、ここ一番で元気を出したいときに、ぜひ手に取ってみてください。
炊飯器であっという間にできて、とても食べやすいので、試合や練習で疲れて食欲がない夜や朝食、補食にもおすすめです。
トウモロコシとヤマイモと卵のおかゆ
◆材料(4人分)
米…1合
トウモロコシ…1本
ヤマイモ…1/4本
卵…1個
塩、しょうゆ、ポン酢など(好みで)…各適量
◆作り方
❶米を研いで炊飯器に入れ、おかゆの水加減をする。
❷トウモロコシは包丁で実を切り取る。ヤマイモはサイコロ状に切る。卵は溶きほぐす。
❸米の上にトウモロコシとヤマイモを入れ、「おかゆモード」で炊飯する。
❹炊き上がったら溶き卵を回しかけ、軽く混ぜてふたをする。
❺器に盛り、塩やしょうゆ、ポン酢などで好みに味付けする。
【アスレシピ特派員=東京都在住・久保田美奈子】