リオデジャネイロ五輪競泳日本代表の入江陵介(26=イトマン東進)が30日、都内で行われた味の素kkコンソメ「野菜の日記念スープ野菜PRイベント」に参加、野菜の摂り方についてアドバイスを送った。
アスリートは、汁物を含むバランスのいい食事が基本。入江は「野菜はスープにするとたくさん食べられるし、消化もいい。食事の時、最初の一口をスープにすると、自然と食欲も湧く」と説明した。リオ五輪が開催されたブラジルは冬で寒かったため、サンパウロでの事前合宿から大会期間中まで、野菜入りスープをたくさん食べて体調管理に努めたと、8月31日の「ヤサイの日」を前に、野菜摂取の重要性を強調した。
リオ五輪では男子100メートル背泳ぎで7位、200メートルで8位、400メートルメドレーリレーも5位。04年アテネから3大会連続で獲得してきたメダルを失い、「悔しい結果だった」とショックは大きかったが、「たくさんの人から感動をありがとうなどと言葉をかけてもらったことで、救われた」。オフ期間中、心からリフレッシュできるよう、ゴルフの打ちっ放しに行くなど気分転換に努めている。
この日は、人気子役の鈴木梨央(11)とともにスープ作りに挑戦し、料理の腕前を披露。和やかな家庭的な雰囲気に「将来、こんな素敵な家庭を築きたい」と照れながら話す一幕もあった。
海外での合宿や実家で、時々料理を手伝うことがあるという入江は、自らを野菜に例えると「トウモロコシ」。「夏が旬の野菜。自分も夏に旬を迎える男になりたい」と競泳選手らしくコメントしていた。