<質問にお答えします(1)>
◆質問:体脂肪が気になります。満腹感を得られてカロリーの低いレシピを教えてください。
新体操、ダンス、バレエなどの表現スポーツや、階級別の競技で減量しなければならない選手も多いことでしょう。体重、体脂肪は気になるけれど、成長期の選手ならやっぱりお腹いっぱいに食べたいもの。そんな子供たちの食事を作りながら、お父さん、お母さんも一緒にヘルシーに、ダイエット効果が期待できるならうれしいですよね。
一概にヘルシーメニューといっても「カロリー(エネルギー)が低い」「脂質が少ない」など、切り口はさまざまです。アスリートにとっては、運動するため、疲労回復のためのエネルギーは必要不可欠ですので、そこを減らしすぎてはナンセンス。エネルギー源の炭水化物、体を作るタンパク質は必要な分をしっかり摂り、脂質を減らすことがポイントです。
一般の方の場合、メタボなどの減量時には低エネルギーで食物繊維の多い野菜を増やして満足感を得ようとしますが、「物足りない…」と感じることもあるでしょう。今回は、「脂質オフ」に注目し、おなかたっぷり食べられるものを紹介します。
当サイトでは、エネルギー摂取基準を「15~17歳男子・身体活動レベルⅢの推奨値」としており、1食分の目安はエネルギー1050キロカロリー、糖質150グラム、脂質30グラム以下としています。30~49歳の男性で座り仕事の多い方は、1食当たり750~850キロカロリー、糖質115~130グラム、脂質20~24グラムが目安ですので、選手と同じだけ食べるのでなく、分量を調整するなどして食べ過ぎないよう注意してください。
マグロ納豆ビタミン丼の作り方
(脂質6.1g)高タンパク低脂肪で、鉄やカルシウムを多く含むマグロと納豆を乗せています。ご飯の量は通常の半分程度の80グラムに減らしていますが、具があることで物足りなさを感じさせません。
- ささみ親子丼の作り方
(脂質11.7g)
糖質、タンパク質を多く含むので、試合前日、当日にもおすすめです。親子丼の中でも、鶏ささみ肉を使っているので脂質が低く、しっかり食べられます。ご飯の量でエネルギーの調整をしましょう。
- 大根とホタテ缶鍋の作り方
(脂質0.9g)
これからの寒い季節には、具材たっぷりの鍋ものが大活躍。タンパク質やビタミンを補給しながら満腹感が得られます。
- タコのやわらか煮の作り方
(脂質0.7g)
レシピの中でも、脂質が低いメニューのひとつ。タコは消化も良く低脂質で高タンパク。弾力があり、よく噛むことで満腹中枢にも刺激を与えます。
- タラのおろし煮の作り方
(脂質0.4g)
タラは消化も良いので、試合前日の主菜に使いやすい食材。大根おろしは加熱したほうが、胃の負担を和らげます。
- 梅しそのスタミナ餃子の作り方
(脂質13.1g)
タンパク質がしっかり摂れ、焼くより、油を使わない蒸し焼きの方がヘルシーです。梅とシソでさっぱりとした味わいです。