米を減らして1発を増やす! 西武山川穂高内野手(25)が白米を我慢する減量作戦でアーチ増産を誓った。3年目の今季は1戦2発を3度記録するなど、プロ初の2ケタとなる14本塁打をマーク。「1軍でも打てるんだと自信がついたシーズンでした。来年は開幕からスタメンで打ち続けたい。目標は30本です」と力強く宣言した。
年間通して戦える体作りへ食事制限を決めた。目標体重は、現在から5キロ減の102キロ。「めっちゃ好き」と学生時代は1食で3合も食べていたご飯を可能な限り減らし、肉も鶏肉中心に変える。「(打球の)飛距離が落ちないように筋肉量を上げます。将来的なことも考えて強い体にしたい」と、負担がかかる膝などの故障防止も考慮した。
27日は高橋光と野球教室に参加。「大きい打球が打てると気持ちいいですから」と、最後までバットを振り切るようにアドバイスした。大好物の誘惑に耐え、今年つかんだ手応えを来季の飛躍につなげる。
(2016年11月28日付日刊スポーツ紙面掲載)