浦和のDF槙野智章(29)が食事を改善して肉体を強化する。昨季まで3年連続で肉離れに悩まされた。以前からアドバイスを受けていた栄養士に本格的に頼み、食生活の改善を図ることを決心した。
チームは14日、さいたま市内で必勝祈願後に始動。一時的に雪が降ったかと思えば約15分で晴天に変わる不安定な天候の中、槙野は明るい表情でボール回しやランニングをこなした。
昨年の代表期間中にDF長友と食事について話し、意識の高さに驚いた。今年で30歳になる。MF平川ら先輩から、30代に入って体の感覚が変化することも聞いた。「これまでは好きなものを食べて飲んでいた。外食も多かった」と、これまでの自分を省みた。
オフの間にアレルギー検査を受け、間もなく出る結果次第で今後の食生活を変える可能性があるという。すでに自炊を増やし、行きつけの料理店でも栄養配分を考えたメニューを出してもらえるよう協力を得た。「今までと違ったアプローチで、グラウンドでの結果につなげられたら」。目の前でリーグ優勝を逃した悔しさを晴らしたい今季は、フル出場での貢献を目指す。【岡崎悠利】
(2017年1月15日付日刊スポーツ紙面掲載)