ソフトバンクのドラフト1位田中正義投手(22=創価大)が17日、体づくりのため納豆をおやつ代わりに食べていることを明かした。寮での食事の際に加え、母親が送ってくれる無添加の納豆を部屋の冷蔵庫にも常備。1日で5、6パック食べる日もあるという。

キャッチボールで調整するソフトバンク田中(撮影・栗木一考)
キャッチボールで調整するソフトバンク田中(撮影・栗木一考)

 「大豆には筋肉をつくるテストステロンやタンパク質が含まれている。腸内環境も良くしてくれるので、パフォーマンスにもつながる。納豆はそんなに好きではないけど、おやつみたいな感じでサプリメント感覚で食べています」

 田中は大学時代にもオフの日には母親が冷凍にして送ってくれた料理を食べるなど、食事には人一倍気を使ってきた。お気に入りは実家でも食べていたというあづま食品の有機大豆シリーズ「オーガニック有機そだち」。食事に対する意識も高いドラ1右腕は、納豆パワーで粘りの投球を見せ、プロの世界で結果を残す。

<球界の個性的食事アラカルト>
 玄米、豆乳 81年オフに西武の監督に就任した広岡達朗氏は、白米の代わりに玄米を、牛乳ではなく豆乳を寮に用意するよう指示。栄養のバランスを取った。
 ゆで卵 通算567本塁打の門田博光(南海)は88年オフに、毎日ゆで卵7~9個中心の食事。ほかに生野菜を少しずつ口にして体調管理。
 アロエ 松井秀喜(巨人)は98年暮れ、2リットル1万円の高価なアロエジュースを摂取。繊維質のため、一気に便通がよくなったという。
 たこ焼き 川尻哲郎(阪神)は99年1月、昼食を小麦粉の少ないたこ焼き10個に限定。10日間で1・5キロの減量にも成功した。

(2017年1月18日付日刊スポーツ紙面掲載)