快晴の日には春の近づきを感じますが、イタリアではまだまだ寒い日が続きます。イタリアでは地産地消が盛んですが、旬の野菜にはビタミンなど、栄養価が高まります。

 冬野菜のカリフラワーは、イタリアのアスリートがよく摂り入れる食材の1つ。ビタミンCとカリウムを多く含んでいます。

 カリフラワーは、加熱に強いビタミンCを多く含んでいるため、茹でたり、焼いたり、加熱することでの損失が少ないのが特長。ビタミンCには高い抗酸化作用があり、風邪予防にもなります。

 カリウムは長時間の運動による筋肉のけいれんを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱ってケガをする恐れもあり、アスリートには欠かせない栄養素です。

 また、食物繊維もレタスや白菜の倍以上含んでおり、便通を良くする役割を果たします。

 それでは、イタリアのアスリートがよく摂っているカリフラワーを使った簡単レシピ「カリフラワーのオーブン焼き」を紹介します。材料をまぜてオーブンで焼くだけ。削ったパルミジャーノ・レッジャーノチーズでタンパク質、ビタミンB、ミネラルもたっぷり加わっています。抗菌作用もあるニンニクも入っていますので、コンディションキープにも最適のメニューです。

カリフラワーのオーブン焼き
カリフラワーのオーブン焼き

<カリフラワーのオーブン焼き>
調理時間35分
材料4人分
カリフラワー…1個
タマネギ(紫タマネギを使うと色がきれい)…1個
ニンニク…4片
タイム…5本
削ったパルミジャーノ・レッジャーノチーズ…50g
塩、コショウ…少々
オリーブオイル…50g

作り方
カリフラワー、タマネギをざく切りにする
オーブン皿にカリフラワー、タマネギ、皮を取ったニンニクを入れ、混ぜる
②に、削ったパルミジャーノ・レッジャーノとオリーブオイル、タイムを加え、塩、胡椒をして手でよく混ぜる
200度に熱したオーブンで25分焼く

【パルマ在住・西村明美イタリア通信員】