来年の平昌五輪女子スピードスケートメダル候補の高木美帆(23)が「食改善」で五輪に備える。北海道網走市で行われているナショナルチームの合宿が21日に公開され、スポンサー契約を結んでいた明治に5月から食事面のサポートを受けていると明かした。昨季は1500メートルでW杯種目別総合3位と活躍も、シーズン終盤に立ちくらみの症状を感じることも多く、対策に着手。食べたものを報告し、練習内容に合わせたメニューのアドバイスも受けているという。
今春から帯広市に拠点を移し、1人暮らしを開始。マイブームはシジミや高野豆腐で、自炊も行っている。助言を生かし「簡単で、栄養価が高いものを取るようにしている。体つきも変わってきたし、体調も良い。良い方向に進んでいる」と手応えを強調した。
8月からの氷上練習に向け、現在は自転車トレーニングなどで土台作りを進めている。「昨年と比べても体は強くなっている。筋力を落とさず、氷に乗る前にもう少し体を絞っておきたい」と狙いを語った。【奥山将志】
(2017年6月22日付日刊スポーツ紙面掲載)