横浜F・マリノスでは午前練習後、日産スタジアムの敷地内にあるレストラン「sMiLe table」で選手、スタッフが昼食を取るのが定番だ。
メニューは栄養アドバイザーの橋本玲子氏から、その時期に必要な栄養素を含む食材の候補が届き、それに合わせてレストランが考えて調理したものが提供される。例えば6~8月は気圧の変化が大きく、神経の働きやエネルギー代謝に欠かせないビタミンB群と、夏バテ予防として体内の水分バランスを調整するカリウムが大事。豚肉、レバーなどをメイン候補にニンニク、ニラなどとの組み合わせが提案されている。
注文時に背番号の札を提示するため、外部で昼食を取ることが多い選手には指導が入る。3種類のメインから2種類以上を頼むのが基本ルール。DF中沢佑二はパスタだけ大盛りにして食べることも多いという。他にサラダバー、白米、玄米、みそ汁、カレー、ドリンクバーが常備されている。またテーブルには自然と目に留まるよう「食」の豆知識が書かれた紙が、メニュー立てに挟んで置かれている。【高田文太】
(2017年6月23日付日刊スポーツ紙面掲載)
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