スノーボード女子スロープスタイルで2015年世界選手権金、17年銅メダルの鬼塚雅(みやび、18=星野リゾート)が7月31日、都内で行われたナショナルチームの合同会見に臨んだ。

会見で照れ笑いする鬼塚
会見で照れ笑いする鬼塚

 18年平昌五輪金メダル候補は、「大阪王将」を展開するイートアンド(本社・東京)と7月1日にスポンサー契約を結び、定期的に冷凍のギョーザが自宅に届けられ、店舗では食べ放題。鬼塚いわく「ギョーザは完全食」。皮は炭水化物で、肉、キャベツ、ニンニクなどの中身はタンパク質、ビタミンも豊富で、必要な栄養素を一気に摂取できる。「たくさん食べている」おかげで、この日計測した体脂肪は13%。冬季競技の選手の理想値とされる10~15%の範囲内とギョーザの完全食ぶりを示した。

 新種目ビッグエアでも期待される18歳は、力強い支援を受け「1位の人が、一番カッコイイ。優勝を目指す」と初出場での金メダルを宣言した。【高場泉穂】

スロープスタイル、ビッグエア
 スロープスタイルは14年ソチ五輪から採用された採点競技。雪の斜面を滑走しながら、コースに設置されたジャンプ台や階段の手すりに似たレールなどで演技。技の大きさや完成度、全体のスムーズさなどで得点を競う。ビッグエアは18年平昌五輪の新種目。急斜面を滑り降りて大きくジャンプし披露する技の難易度、完成度、高さ、着地などが採点の目安。同五輪には男子40人、女子30人が両種目に出場する。

鬼塚雅(おにつか・みやび)

1998年(平10)10月12日、熊本市生まれ。8歳で大手用具メーカーとスポンサー契約を結び世界を転戦。スロープスタイルは15年世界選手権で日本女子初の金、17年は銅メダルで2大会連続表彰台。熊本・ルーテル学院高から今春早大に入学。158センチ。

(2017年8月1日付日刊スポーツ紙面掲載)