WBO世界ミニマム級の新王者山中竜也(22=真正)が福原辰弥(28=本田フィットネス)とのタイトルマッチから一夜明けた28日、熊本県芦北町のホテルで心境を語った。「まだ全然実感がわかない」と言うものの、前日からお祝いメールなどが100件以上殺到。返信に追われた。
ちなみに前夜の“祝勝メシ”は江藤日出典トレーナー(46)と宿舎近くで食べた熊本ラーメンだったといい「おいしかったですよ」と笑顔を見せた。
左まぶたに腫れが目立つ。「4回に(福原の)頭が入って、そこから8回まではモノが2重に見えた。あんなのは初めてで、それを乗り越えられたのは自信になります」と話した。
今後は約2週間、体を休める予定。ファイトマネーから、江藤トレーナーに約束の焼き鳥をごちそうし、母理恵さん(46)と5人の弟、妹とも外食に行く。また運転免許教習所に入って、普通免許取得を目指す。
9月3日にジムの先輩、WBA世界スーパーバンタム級王者久保隼の初防衛戦がある。「久保さんには昨日電話しました。僕は久保さんに追いつけ追い越せなので、先に防衛してもらって、続いていきたいです」。将来的に、IBF王者京口紘人との統一戦願望も口にしていた。
(2017年8月28日、ニッカンスポーツ・コム掲載)