バレーボール男子のプレミアリーグ、豊田合成トレフェルサの高松卓矢選手(29)はチームの中心選手として2015年-16年の優勝、16-17年の準優勝に貢献しました。12日から男子が始まるワールドグランドチャンピオンズカップ(グラチャンバレー2017)のメンバーには選出されなかったものの、念願の全日本代表にも登録されています。
186センチのウイングスパイカー。バレー選手の中でも筋肉自慢で、一昨年に行われたビーチバレーイベントでは特別賞の「筋肉王」を受賞したほど。身長はそれほど高くありませんが、パワーのあるサーブとスパイクが特徴の高松選手は、食についてのこだわりはあるのでしょうか。聞いてみました。【聞き手・中西美雁】
試合前日は炭水化物、ビタミンC
――食事について、こだわっていることはありますか?
高松 試合の前日、前々日は揚げ物は絶対食べないです。1回、日体大時代に試合の直前にチキン南蛮を食べて、めちゃめちゃ調子が悪くなっちゃって。そのあと豊田合成に入って、栄養士さんに教わって、「揚げ物は体を酸化させるからよくない」「胃腸の働きにも負担をかける」と聞いて、なるほどなと思いました。古い油は絶対良くないし。だから、今では試合の2日前からは、揚げ物は自分で禁止しています。
あとは、試合の前の日はタンパク質よりエネルギーになりやすい炭水化物をとるようにしています。体調を整えるためにビタミンCを多く摂るようにもしていますね。僕は風邪を引きやすいので、そこも気をつけています。免疫力をつけるために、ニンニク、ニラ、根菜類をとるようにしていますね。
体の回復が遅いなと思ったら、豚肉を多く摂るようにしています。ビタミンB1とか、栄養素が多いですよね。そういうことは気をつけています。寮ではあまり食べなくて、外に食べに行くことが多いです。
試合期でないトレーニング期は、タンパク質を多めにとるようにしています。今ちょっと体重が多くて、90キロあるんです。食事も多めにとってトレーニングもしっかりやっていたら増えてしまって。今日ここの取材に来るまでも走ってきました。
キスシーン世界配信のお祭り男
――高松選手といえば、オールスター大会で、サントリーサンバーズの山本湧選手との試合中のキスシーンが大きな話題になりました
高松 あれはですね、大会の前に湧くんと食事に行って、せっかくだから何か一緒にやろう! という話になって、ダチョウ倶楽部のネタをすることになったんですよ。すごく話題になったみたいで、高校時代の友達が今、アルゼンチンで働いているんですが、「お前、アルゼンチンのテレビにキスしてるところ映ってるぞ!」って。SNSというか、インターネットの時代はすごいなと思いました。僕はお祭り男なので、またそういう機会があったらチャレンジしますよ! もちろん、リーグの試合は全力投球です!
17-18年シーズンのプレミアリーグは10月21日に開幕。豊田合成は22日、前年度王者の東レと対戦します。高松選手の活躍が楽しみです。