<あの選手のジュニア時代:フィギュアスケート・羽生結弦>
08年12月25日、フィギュアスケート全日本選手権に初出場した羽生結弦が、男子ショートプログラム(SP)で披露したビールマンスピンです。当時、仙台市の七北田中2年の14歳。前月の全日本ジュニア選手権で大学生や高校生を抑えて初優勝して脚光を浴び、この大会でも8位入賞を果たしました。
持ち味の柔軟性は小さい頃からの反復練習で培われました。167センチ、48キロのスラリとした体形で、このシーズンにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も成功させました。取材に「大好物は卵」と答えていますが、食は細かったといいます。6年後の14年ソチ五輪の金メダル獲得は、母親の栄養バランスを考えた料理や、企業の食事支援も支えになりました。
(2017年9月28日付日刊スポーツ紙面掲載)
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