<明治安田生命J1:川崎F3-2仙台>◇第29節◇14日◇等々力
サッカーJ1の2位川崎フロンターレが、主将でエースのFW小林悠(30)の2発などでベガルタ仙台に3-2で逆転勝ちした。
15、16年と筋肉系のけがに泣いた小林が今季、負傷離脱がなくリーグ全29試合に出場している。食事にストイックで過去は「グルテン(小麦粉)フリー」「甘いものは食べない」と気を使っていたが、意外にも「一番気にしてない今年はけがしてない」と明かす。
きっかけは、仙台戦でJ1通算400試合出場を達成したMF中村だ。中村は時折チョコレート菓子をほおばり、ファストフードやポテトチップスを食べる。だが、今夏の血液検査でチームで最もいい数値を誇っている。
小林は「(中村)憲剛さんは、平気でお菓子とか食べてるのにあれだけやれてる。気にしてるのバカらしくなってきた」「気にしすぎるストレスもある」と気付き、体が欲すればチョコレートなど好物のスイーツを少し食べることも。節制のストレスから自らをちょっぴり解放した結果が、17得点につながっているのかもしれない。【川崎F担当=岩田千代巳】
(2017年10月15日付日刊スポーツ紙面掲載)