「体を大きくしたい、身長を伸ばしたいけれど、食が細くて悩んでいる」という声をよく耳にします。アスレシピでこれまで紹介してきたコラムから、小食克服のためのアイデアを厳選しました。レシピとともにぜひ参考にしてください。
少量で高栄養価のメニューを選ぶ
1人分5本で630.3kcalと高エネルギー。コンパクトに栄養がとれます。
食事は「主食」「主菜」から
食物繊維が多いものや海藻類、淡色野菜はカサがあるので満腹になりやすく、必要なエネルギーがとれなくなってしまいます。食事のときはまず主食、主菜から食べてエネルギーを確保しましょう。野菜類は加熱してカサを減らすとたっぷり食べられます。
良質の脂質を取り入れる
エネルギー量を増やすためには脂質を活用するのも手。丼にアボカドを加える、汁物やおかずにオイルやナッツをちょい足しするなどの方法があります。
消化のよいものを「あと一口」
小食の選手の場合、急に食事量を増やすと内臓の消化能力が追いつかず、嘔吐や下痢をしてしまうことがあります。豆腐など消化のよいものを選ぶこと、よく噛んでゆっくり食べることを心がけ、食べたものを体にきちんと吸収させましょう。その上で最後の「あと一口」を積み重ね、少しずつ食べる量を増やしていきましょう。
栄養密度の高い「餅」の活用
山盛りご飯はつらくても、お餅ならたくさん食べられる! ということはありませんか? さまざまな味付けで食事や補食に取り入れてみてください。
練習後にはスープでアミノ酸
練習後に食事をすると気持ちが悪くなってしまう場合は、まずスープで栄養補給するとよいでしょう。無理なくアミノ酸が補給でき、自然塩で味付けすればミネラルもとれます。
「補食」でタンパク質と糖質をこまめに
1回の食事量が増やしにくい場合は補食をこまめにとるのがおすすめです。一口サイズに切り分けておけば、ちょっとしたすき間時間に無理なく食べることができますね。
特派員の小食対策メニュー
全国の特派員から寄せられた、小食克服メニューを一部ご紹介。スポーツを頑張る子どもを支える親心は共通ですね。
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