DeNAドラフト1位東克樹投手が、12日の巨人戦に続いて今季2勝目を挙げた。
東は試合直前、ベンチにはバナナを運び込む。スタミナ切れをしないよう、投球間に消化のいいバナナで栄養補給するためだ。大学時代、看護師の母由紀さん(49)に勧められてから、ずっと取り入れている。「栄養のためなんです。チームメートからは『あざとい』と言われるけど、(ウケを)狙っているわけではないんです」。完投となれば3時間の戦いになる。この日も、9回を見越し3本を食べきった。
バナナと一緒に運び込むのは、金色で「うんち」マークを刺しゅうしたグラブ。「“金”色の“うん”ちで、金運アップするため。年俸1億円くらい稼げるようになりたいので」。うんちの横には勝利を願って、白い星を施している。理にかなった食事の一方で、独特の験担ぎで、早くも2つ目の白星を挙げた。【DeNA担当=栗田成芳】
(2018年4月20日付日刊スポーツ紙面掲載)