「熱中症は夏だけではなく、体が気温の上昇に慣れていない春にも発生することがあります」。埼玉県はこのほど「熱中症予防5つのポイント」を公式サイトに掲載し、春の熱中症予防を呼び掛けている。
5月の天気の長期予報では、平年より気温が高く、夏を思わせる暑さの日も多い。高齢者はもちろんだが、屋外作業労働者、スポーツ選手や応援の保護者、行事参加者は注意が必要だ。
<熱中症予防5つのポイント>
(1)高齢者は上手にエアコンを
(2)暑くなる日は要注意
(3)水分はこまめに補給
(4)「おかしい!?」と思ったら病院へ
(5)周りの人にも気配りを
熱中症を予防するためには、早くから暑さに体を慣らすこと、汗をかく機会を増やして急な体温上昇にも対応できる身体を準備することが大切。また、のどが乾かなくても水分を取る習慣をつけ、室内でもエアコンを上手に使い、対策することが大切としている。
埼玉県によると、熱中症による救急搬送者状況(5月1日~9月30日)は一昨年は2558人、昨年は2800人。5月に限ると一昨年は149人、昨年は215人も搬送されている。