毎日の食生活で不足しがちな野菜を摂るために女性たちが行っている工夫など、食生活の実態について「オレンジページくらし予報」が調査結果を発表した。
この調査は全国の成人女性1120人を対象に実施。95.1%の人が野菜を「好き」だと回答したが、その一方で、食生活に野菜が「足りていない」と感じている人は約半数の46.2%。野菜不足により便秘や肌荒れ、口内炎など「体調に悪影響が出たことがある」と29.6%の人が回答しており、75.1%の人が「野菜がきちんととれていないことに、罪悪感を覚える」と答えた。
野菜は「夕食」で食べるという人が多く「ほぼ毎回食べる」(76.7%)「週に4、5回食べる」(13.9%)と、9割以上の人が回答。しかし対照的に「朝食」では「ほぼ毎回食べる」(33.9%)「週に4、5回食べる」(9.5%)と、まめに食べている人の割合が大幅に減り、「週に1回以下」(32.8%)「食事自体を抜いている」(9.5%)と、野菜をほとんど摂っていない人が4割に達した。
野菜の1日の摂取目標量は350g。この量をクリアするのに苦労しているジュニアアスリートも多い。
朝に野菜を摂ることで1日の摂取量を増やすことができそうだが、忙しい朝はどうしても調理に時間をかけられない。そこで「レタスなどちぎるだけでいい野菜を食べる」(30代・フルタイム)「野菜スープを作り置きし、朝は温めるだけにする」(40代・パート)「毎朝、トマトジュースを飲む」(30代・パート)など、手軽にできそうな工夫をしている人も。
「体は食べたものでできているので、バランスが崩れると健康な状態を保てない気がする」(50代・パート)「家族の健康は、私の献立にかかっているという責任を感じる」(40代・専業主婦)といった声もあり「野菜を摂らなければ」という強いプレッシャーを感じている人が多いことがわかった。
自分の食べている野菜の重さを量って現状を把握したり、調理時間のない人は、市販の野菜ジュースやカット野菜などを取り入れるなど、ちょっとしたことから始めてみてはいかがだろうか。