「かつや」が動いた!! ジャカルタ・アジア大会柔道女子70キロ級金メダルの新添左季(22=山梨学院大)がアジア女王になったことを受けて、とんかつチェーン店「かつや」の運営会社アークランドサービスHDが19日、甲府市の同大女子柔道部にカツ丼弁当を贈呈した。
同社の臼井健一郎社長ら4人が午前稽古後に柔道場へ訪問。新添の大好物のソースカツ丼(税別650円)と定番のカツ丼(同650円)を計100個贈呈した。新添は部員らとともに大好物のソースカツ丼を頬張り「いつも通りの味でおいしい。安定感のある味が本当に大好き」と満面の笑みを見せた。
新添はアジア大会前の7月中旬、優勝したらソースカツ丼をご褒美に食べると決めていた。アジア大会決勝では、前回覇者の金省然(韓国)に得意の内股で一本勝ちし、初のアジア女王に輝いた。メディアが「新添左季が初アジア女王、称号手に『かつや』へ凱旋」と報じ、これを受けて同社がすぐに反応して弁当の寄贈を決めた。臼井社長は「ニュースで知ってうれしくて、いち早くお弁当を渡したいと思いました。こんなにうれしいことはないです」と話した。
アジア大会後は実家のある奈良に帰省し、地元の店舗でご褒美のソースカツ丼を食べた。さらに、この日も“ビッグプレゼント”をもらい「かつやさん、最高です!!」と興奮して喜んだ。
10月の福井国体、全日本学生体重別団体優勝大会を経て、20年東京五輪を見据える上で重要な大会となるグランドスラム(GS)大阪大会(19年世界選手権代表選考会)を迎える。「(GP)ブダペスト、アジア大会と2連勝出来て、自信がついた。この勢いのまま大阪でも優勝したい」。GS大阪優勝のご褒美も、もちろんソースカツ丼だ。
(2018年9月20日、ニッカンスポーツ・コム掲載)