<バランスのよい組み合わせ(9)>

筋肉を作る栄養素は肉や魚介類、卵、豆類、乳製品に含まれるタンパク質です。タンパク質を英語で言うとプロテイン。成長期の選手はサプリメントなどに頼らず、食事からタンパク質を摂るようにしましょう。

筋力アップのためには、なるべく多くの食品からタンパク質を摂ること。また、まとめて摂るのではなく、回数を分けることが効率よく吸収させるコツです。

今回は筋力アップを意識した献立を紹介します。

主菜・ローストカツオステーキ

タンパク質を体内で効率よく使うためには、ビタミンB6が必要です。主菜にはビタミンB6を多く含むカツオを使いました。

「ローストカツオステーキ」(タンパク質30g)
「ローストカツオステーキ」(タンパク質30g)

副菜・サトイモとイカの煮物

イモ類の中でもカリウムが多いサトイモを副菜に。カリウムは体内の水分量を調節し、不足すると足つりやけいれんの原因になります。

「サトイモとイカの煮物」(タンパク質23.4g)
「サトイモとイカの煮物」(タンパク質23.4g)

汁物・根菜汁

汁物は多種類の野菜を摂りやすいメニューです。ゴボウ以外は角切りにして食べごたえを出します。大豆製品の厚揚げも入っています。

「根菜汁」(タンパク質5.9g)
「根菜汁」(タンパク質5.9g)

ご飯の供に・ヒジキふりかけ

時間のあるときに作り置きできるふりかけは、鉄やカルシウムなどのミネラル補給に重宝します。

「ヒジキふりかけ」(1/2人分でタンパク質約6g)
「ヒジキふりかけ」(1/2人分でタンパク質約6g)

以上の献立に、ご飯(白米)どんぶり1杯(約240g)、牛乳200ml、果物(梨)中1個を加えた場合、エネルギーは1490kcal、タンパク質は約80g摂れます。

エネルギーが不足すると、筋肉を分解してエネルギーとして利用します。運動量が多い時には、エネルギーとなる糖質もしっかり摂るようにしましょう。

※体格や練習量、その日のコンディションに応じて、量や品数を調整してください。
※なるべく基本の6品目(主食、主菜、副菜、汁物、乳製品、果物)をそろえましょう。

<<関連記事>>

レシピの見方・基準