USLPGAとUSGAによるジュニア女子ゴルファー向け公式プログラムの日本版「ガールズゴルフオブジャパン」のイベントが7日、埼玉・坂戸市のアーリーバードゴルフクラブで行われ、5~13歳の女児9人が集まった。ハロウィン用のプチ仮装をした子どもたちは、体を動かす喜びと食事の大切さを学んだ。
ランチは、管理栄養士・石村智子さんによるハロウィン仕立ての特製献立。おにぎり、カボチャのコロッケ、ソーセージ、ゆで卵、チーズ、ブロッコリー、ニンジン、ミニトマト、リンゴなどを、子どもたちは自分でランチボックスに詰めて食べた。すると、これまで食べられなかったブロッコリーやトマトを「食べられた~」という子が続出。みんなでご飯を食べたことで苦手を克服できたようだ。
石村さんは、保護者向けのミニ食育講座も開催。「食べることは楽しいこと」「おやつはスナック菓子やチョコレートなどではなく、3食で足りないものを食べて」というアドバイスに、参加者はうなずきながら聞き入っていた。
ガールズゴルフジャパンは、USLPGAのティーチングプロで、笠りつ子や藤本麻子らのツアープロやトップアマを指導する小山佳恵ディレクターが発案。「ゴルフだけでなく、子どもの頃はいろいろなスポーツに親しむことが大切。スポーツを通じて礼儀や栄養面も学んで欲しい」と“遊び”の延長から人間性を養う場を目指している。28日に茨城のゴルフ場で予定されているハロウィンイベントには、「プリンセスドレス」がドレスコードになっている。
栃木・真岡ゴルフからスタートし、埼玉が2校目となったガールズゴルフジャパンは、名古屋、東京と全国区に広げていく方向。アーリーバードGCは今後、8月に史上最年少の21歳で、USLPGAティーチングプロ資格を取得した石澤あかねプロが運営を引き継ぐ。石澤プロは「2カ月に1度の開催を目標にしていきたい」と意欲的だった。
【アスレシピ編集部】