トリノオリンピック(五輪)のスノーボード男子ハーフパイプ日本代表で、タレントの成田童夢(33)がオーナーを務める「成田童夢の店 和馬’s Cafe」が29日、東京・台東区にオープンした。

オーナーを務めカフェの店頭でポーズを決める成田童夢(撮影・上田悠太)
オーナーを務めカフェの店頭でポーズを決める成田童夢(撮影・上田悠太)

テーマは「癒やし」と、店内は白を基調とした落ち着いた雰囲気。最大の特徴は店内に配信スペースを完備していること。登録者数が1万人を超えるユーチューバーらが店内から配信を実施すれば、ピザが1枚無料になるという。

フレンチトーストを手にする成田童夢(撮影・上田悠太)
フレンチトーストを手にする成田童夢(撮影・上田悠太)

次世代のポップカルチャーを担う若者を後押しする思いが強い成田は「何か頑張っている人を助けたい。アスリートとして食べることは大事だと思った。衣食住のうち人を笑顔にできるのは食。笑顔の輪を広げていきたいと思った」と開店の理由を説明。店頭には平昌冬季パラリンピックのスノーボード男子バンクドスラローム下肢障害金メダリストの弟緑夢、トリノ五輪のスノーボード女子ハーフパイプ代表の妹今井メロら開店祝いのスタンド花もあった。

以前は現役復帰にも意欲を示していたが、4月に新潟で行われた「スノーボードマスターズ」で転倒し、腰椎を圧迫骨折。「もう競技者としては諦めました」と苦笑いし、今後は店のオーナー業とタレント活動に集中するそうだ。

カフェの中にある配信スペースに座る成田童夢(撮影・上田悠太)
カフェの中にある配信スペースに座る成田童夢(撮影・上田悠太)

ちなみにカフェのおすすめは「超特選 阿波黒毛和牛のフィレステーキセット」。値段は4980円だが、A5ランクの肉を使用しているという。「1万円以上する。『何でこんな値段で食べられるの?』となると思います」との自信作。もちろんフレンチトースト(680円)など手頃な料理もある。また11月4日までは「成田童夢に会いに来た」と伝えたら、コーヒー無料のサービス付き。場所は東京・台東区松が谷2-15-8。

(2018年10月29日、ニッカンスポーツ・コム掲載)