海産物克服だ。日本ハムからドラフト4位の横浜・万波中正外野手(18)が10月31日、同高で大渕スカウト部長から指名あいさつを受け、苦手克服を誓った。
筋肉量を増やすため好物の鶏肉を多く摂取したりしているが「海鮮が食べられないので、そこがネックかなと思ってます…」と苦笑い。「北海道で対応出来たらいいなと思います」と笑わせた。
理想像がある。「子どもの頃から見ていた世界に今度は自分が飛び込む。見ている人に感動を与えられるようなプレーを出来るように頑張りたい」とし、目標に元メジャーリーガーのケン・グリフィーJrを挙げた。「打って守れるようなプレースタイルを目指していきたい」と話した。
コンゴ出身の父を持ち、190センチ、90キロと恵まれた体格を持つ。大渕スカウト部長からは「既成の選手のイメージではなくて、“万波中正”という新しい選手像を自らつくってもらいたい」と期待された。「チームとして日本一になるということと、自分がそこに貢献出来るようにということを目標にやっていきたいと思います」。北海道の海の幸を食べ、体づくりからケン・グリフィーJrに近づく。
◆ケン・グリフィーJr マリナーズなどメジャー3球団で通算630本塁打、本塁打王4度。10年に現役引退した。全盛期はメジャーを代表する5ツールプレーヤーとして活躍。オールスターゲームに13度選出された。16年に米国野球殿堂入り。
(2018年11月1日付日刊スポーツ紙面掲載)