エンゼルス大谷翔平投手(24)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開いた。大谷は質疑応答の中で、米国での私生活についても聞かれた。女性の記者に「自炊をなさっていると聞きましたが?」と聞かれると「自炊といっても朝だけなので、軽くオムレツ…その程度」と苦笑した。
その上で「昼、夜は球場で出るので。渡米前は不安でしたけど思ったより普通に過ごせた。それは来年に向けて良かったなと」と、大リーグ挑戦前に食生活への不安を抱いていたものの、1シーズンを過ごして解消されたと語った。
さらに「勝負飯は?」と聞かれたが「勝負飯? 特にないです」と苦笑した。
日本に帰国して食べたいもの、やりたいことを聞かれると、食べたいものは「おいしい、おすしを食べたい」と即答した一方で「やりたいことは特にない。優先するのはリハビリなので、日本にいても米国にいても、そこに集中するのが大事かなと」と語った。
この日の会見には、大谷をグラウンド上、私生活ともに支えた水原一平通訳が最前列で見守っていた。大谷は、お世話になった人は? と聞かれると「一平さんは1年間、同じフィールドの上でやってきた。私生活含めお世話になった」と言い、記者から「感謝の言葉を」とリクエストされると、「ありがとうございます」とひと言言い、照れた。
逆に、水原通訳には、大谷の英語力はどれくらいか? と質問が飛んだ。水原通訳は「聞き取る方は、すごい。しゃべる方も上達すれば通訳は必要ないかと」と言い、笑った。【村上幸将】
(2018年11月22日、ニッカンスポーツ・コム掲載)