目指せ、幕張の菊池雄星!? プロ1年目のシーズンを終えたロッテ永野将司投手(25)が、肉体改造計画に励んでいる。
千葉・鴨川での秋季キャンプが始まった11月初旬、久々に会った永野の顔は明らかにふっくらしていた。「実は体重を増やしてるんです。トレーナーさんたちのアドバイスで。今、83キロから88キロまで増えました。目標は95キロです」。
聞けば、1日3食ではあるが食事の量を増やし、ご飯や麺などの炭水化物を積極的に摂取。じっくり筋肉量を増やすため、プロテインも就寝前に飲むタイプのものに変えたという。
目指すは同じ左腕の西武菊池だ。身長は3センチしか変わらないが、体重は17キロも違う。「菊池さんはあの体格で158キロが出る。まだのびしろがある。見習えと言われました」。永野自身も1年前、最速154キロの速球派として入団した。「最終的には抑えをやらせてもらいたい」と目を輝かせ、今季は10月に1軍デビュー。中継ぎで4試合を経験した。
秋季キャンプが打ち上げられた16日、どのくらい増量できたのだろうと思って声を掛けた。あれ、顔がシャープに戻っている気がする…。
「85キロまで減っちゃいました。練習がきつすぎて。これからまた増やします!」。 やせてしまったのも、手を抜かずにしっかり練習した証し。オフが明けた後の“変身”を楽しみに待ちたい。【ロッテ担当 鎌田良美】
(2018年11月25日、ニッカンスポーツ・コム掲載)