身長180cmを超えるアタッカーが多数を占める女子バレーボール界では小柄な173cm。日本代表の攻守の要、サイドアタッカーの新鍋理沙選手(28=久光製薬スプリングス)は子どもの頃から小食で、今でも食べる量に苦労しているといいます。【聞き手・中西美雁】

笑顔で食生活について話す新鍋理沙選手
笑顔で食生活について話す新鍋理沙選手

-子どもの頃から小食だった

新鍋 ご飯はあまり食べなかったんですが、お菓子は大好きでいっぱい食べてましたね。

-好きな食べ物、嫌いな食べ物は

新鍋 好きな食べ物はお寿司です。ハマチとかカンパチとか、青魚が好きですね。嫌いなのはトマト、ピーマン、パプリカ…嫌いなものは結構あります。

世界バレーで活躍する新鍋理沙選手(提供=FIVB)
世界バレーで活躍する新鍋理沙選手(提供=FIVB)

-トマトとピーマンが食べられないとイタリア料理も苦手?

新鍋 そうですね(苦笑)。全日本で海外に行くときは、それでちょっとだけ苦労します。

-今は自炊しているとのことですが、得意料理は

新鍋 レシピサイトを見ながら作っています。昨日は肉じゃがを作りました。すごくおいしくできたので、“得意料理”としておきます。

新鍋選手の“得意料理”肉じゃが(写真はイメージ)
新鍋選手の“得意料理”肉じゃが(写真はイメージ)

-アスリートとして食に気をつけていることは

新鍋 (日本代表の)大会中や合宿中は栄養士さんが来て、メニューを作ってくれるので安心してそれを食べていますが、普段自分で作るときは、どうしても食べたいものを作ってしまうんですよね。基本的に「食べる量がすごく少ない」と言われているので、頑張って食べないといけないと思って、量を食べるようにしています。

-おふくろの味は

新鍋 お母さんの作るものは何でもおいしいです。一番は鳥の手羽先の、ちょっと甘めに煮たやつ。すごくおいしいので、実家に帰ると作ってもらいます。

世界バレーでスパイクを打つ新鍋理沙選手(提供=FIVB)JVA2018-12-007
世界バレーでスパイクを打つ新鍋理沙選手(提供=FIVB)JVA2018-12-007

-ジュニアアスリートやそのお母さんにアドバイスしたいことは

新鍋 アドバイスできるようないい食生活をしてないんですけど(笑)、何でもバランスよく食べるのがいいと思いますね。

新鍋理沙(しんなべ・りさ) 1990年7月11日、鹿児島県霧島市出身。両親の影響で、小学1年からバレーボールを始める。鹿屋中央高でインターハイ優勝、春高4強を経験し、卒業後、久光製薬スプリングスへ。2011年に日本代表に選ばれ、ワールドカップに出場。12年ロンドン五輪銅メダルにも貢献した。17年から再び日本代表として18年世界バレーでも活躍した。173cm。