「台湾の大王」に強力なサポート役!? が名乗りを上げた。
7日に日本ハムから契約合意が発表された前台湾・ラミゴの王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)が、日本食で特に好きだと話す「ラーメン」。そんな王に太っ腹な計らいを決めたのは、札幌市内にもフランチャイズ店を出店し、苫小牧に総本店を構える「味の大王」高橋浩一社長(51)だ。「うちに来たら無料で好きなだけラーメンでもギョーザでも食べてもらっていい」。元祖カレーラーメンが名物の同店が、全力サポートを約束した。
初めて異国の地へとやってくる外国人選手にとって、食生活の順応は重要になる。「いち早く日本の環境になじみ、本来の力を発揮してもらいます」。契約合意発表後に栗山監督が話したように、環境面「食生活」はアスリートにとって活躍への影響が左右されると言っても過言ではない。
台湾人初の3冠王、通算打率3割8分6厘、2年連続で打率4割を記録した台湾最高スラッガーの加入。来日を待ちきれないといわんばかりで、北海道はすでに大歓迎ムードだ。年に数回札幌ドームへ観戦に訪れるという同社長は「温かいラーメンを食べてもらって、日本でも3冠王をとってほしい。日本ハムを優勝、そして日本一に導いてもらえたら最高ですね」。これまで台湾野球界を沸かせてきた若きスターは、北の大地にいる限り食いっぱぐれない。【山崎純一】
◆日本ハム選手への粋なプレゼント
15年には、登板時にふくらはぎがつって降板することの続いていた大谷に、同選手が応援大使を務めていた浦河町から、特産の「日高昆布」2・5キロが贈呈された。足がつるのは発汗によるミネラル不足も一因とされたことから、マグネシウム、カリウムが豊富な昆布「1年分」のプレゼントだった。また「カニが好き」と公言していた今秋のドラフト1位吉田輝(金足農)には、かに将軍・かに家グループの「札幌かに家」が、初勝利の祝いとして「かに食べ放題」の提供を約束している。
(2018年12月10日付日刊スポーツ紙面掲載)