巨人重信慎之介外野手が、“F1ボディー”で、昨季6だった盗塁数を増加させる。「レーシングカーのように速くなればなんでもいい。F1ボディーですね」と今オフの目標に掲げる。
力強い走りを実現するため、総重量は重くする。現在74キロ。「ベストは76キロなので2キロ増やしたい」と昨季初本塁打時の体が基準。冬場でも半袖で寝汗をかくほど基礎代謝が高い。「めっちゃ燃費が悪い」とすぐに胃袋が空になるため、今オフは毎食、丼飯2杯以上で体重を増やす。
ボディーが重くなる分、パワーユニットの性能も向上させる。体脂肪は10%だが「筋肉は増やしたい」とウエートトレーニングにも取り組む。ドライビングテクニックの改善にも着手し、1月中に予定するヤクルト青木との自主トレでは走塁技術などコース取りを学ぶ。
趣味である車のチューンアップは豪華できらびやかな「ラグジュアリースポーツ」を好むが、「体にラグジュアリーはいらない」ときっぱり。球界最速の座を目指し、肉体改造に励む。【島根純】
(2019年1月4日付日刊スポーツ紙面掲載)