巨人鍬原拓也投手(22)が24日、神奈川・川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行った。
16日に自主トレ先のハワイから帰国。1日4回の食事で3キロ増の83キロと、厚みを増した上半身を揺らしながら、室内練習場へ。ブルペンに入り、立った捕手へ20球、座った捕手へ13球、計33球を全てセットポジションで投じた。
「感覚はすごく良かったです。真っすぐの力強さをテーマにハワイで取り組んできたので、少しずつできてきているのかなと思います」と手応えを口にした。ミットを力強くたたく速球に、受けた捕手の田中貴も「150キロ出てるよ!」と驚いた表情を見せた。
昨季は先発で1勝をマークしたが、今季はリリーフに回る予定で、課題のクイックモーションの球威、制球力向上にも力を入れた。動画でクイック時のフォームを見返し、体、軸のぶれの修正に努めた。
若手主体で行われる2月3日のチーム初実戦へ「投げられる状態にはあります。アピールしなきゃいけない立場なので、しっかりと調整してアピールしたいです」と意気込んだ。
(2019年1月24日、ニッカンスポーツ・コム掲載)