“サムライ魂”注入で決戦へ! サッカー日本代表が1月29日、アブダビにある高級和食店「松」で、アジア杯決勝のカタール戦を前に、選手だけで決起集会を行った。
日本人オーナーが営む同店は、ゴルフ場が併設されるリゾート地にある。30日、「和食会議」の様子を探るため、当地へ潜入した。
注文したのは日本人シェフが腕を振るう「おまかせコース料理」。テーブルに並んだのはみそ汁や天ぷら盛り合わせ、銀だら西京焼き…。お造りなど、生ものはシェフの配慮でアンガス牛のステーキに変更された。日本と変わらない絶妙な味付けで選手も大喜びだったという。大きな個室に22人全員が入り、和食に舌鼓を打ちながらサッカー談議に花を咲かせたようだ。
W杯ロシア大会前も事前合宿中に1日オフがあり、和食店などで選手が休暇を楽しんでいた。決起集会による気分転換は、最高の試合を演じるためには不可欠だ。DF長友は「リラックスというところですね。みんなストレスもあるだろうし、その中で全員で外食して、日本食を食べて、笑い合ってというのはストレス解消にもなる」と意図を説明した。
おいしい“援軍”で力をつけた森保ジャパンは万全の状態で決勝に臨む。【小杉舞】
(2019年2月1日付日刊スポーツ紙面掲載)