今日2月14日はバレンタインデー。野球大好き歌手の河野万里奈がチョコを渡したいプロ野球選手27人を選出。各球団2人ずつと、外国人選手部門。崇拝している阪神鳥谷敬内野手は「殿堂入り」とした。
「わたし自身がチョコをあげたい選手、野球入門中の女性にもぜひお伝えしたい『イケメン』に焦点を当てた選手、この2つの目線で選出させていただきました。少しでも野球と野球選手をより深く愛するきっかけになれたらと願います。泣く泣く絞っての24人です…!」(河野万里奈)
【ヤクルト】
◆坂口智隆外野手(34)
強面と形容されかねないワイルドな容姿と、不屈オブ不屈の渋い選手像でありながら、「野球選手でなければ保育士になりたかった」というやさし~いエピソードだけでチョコも溶ける。リードオフマンとしてどんな投手も切り崩して昨年は打率.317、出塁率.406を記録したように、硬いチョコでもバリボリと噛み砕いてくれそう。
◆石山泰稚投手(30) わたしは石山投手を一塁側から見た後ろ姿が大好きだ。特に矢のようなけん制を繰り出す直前の背中。静かなる闘志が白い湯気のように湧き出て見える。クリクリお目目もキュートだが、背中側から呼び止めて、振り返った石山投手にチョコを渡したい。
【巨人】
◆高田萌生投手(20)
昨年のイースタン・リーグ投手3冠王(最多勝・最優秀防御率・最高勝率)。表彰式でのトロフィーの持ち方が報道陣への気遣いにあふれていて、チョコンと手を添える小動物みたいで可愛かった。3年目の今年、初めて春季キャンプ1軍スタート。ブルペンで阿部選手や炭谷選手相手に恐縮しっぱなしだそうな。チョコと共に、ホッとするひと時を届けたい。
◆小林誠司捕手(29) 改めて紹介するまでもないイケメン。…とはいえこれほどのメルティな容姿と愛され体質をあわせ持つ選手、やはり選ばなければ嘘になる。若手の成長、阿部選手の捕手復帰、炭谷選手の加入と、激化を極める正捕手争い。それを後押しする一撃チョコを贈るには、今年がベストタイミングなのかもしれない!
【DeNA】
◆神里和毅外野手(25)
車を降りるだけでイケメン。SNSの「#神里和毅」投稿写真が、俳優さんのそれ。もし来週から神里選手が月9の主演をやります!と言われても疑わない。わたしが「チョコをあげたい」というよりは、日本中の女性が神里選手を見て、ビリビリ来るイケメンの衝撃を味わってほしいという気持ち。シーサーさん、今年はどうか、ウチナーンチュの神里選手をケガの災厄からお守りください!
◆古村徹投手(25) これほどイケメンな心根と経歴の持ち主がいるだろうか? 一度は戦力外通告を受け、独立リーグを経て、5年ぶりにベイスターズに復帰。辛酸をなめ尽くしてきたであろう古村投手にこそ、甘~いチョコを食べてほしい。余談だが、わたしが折れずに活動してこられたのは、古村投手のおかげでもある。
【中日】
◆祖父江大輔投手(31)
スイーツといえば「キャラメル王子」!「テルマエ・ロマエ」に登場しそうな濃い口のイケメンである祖父江投手は、ご家族がお菓子屋さん(日邦製菓)。主な商品であるキャラメルは地元で長く愛されている。昨年は苦しむ救援陣を支え続けたキャラメル王子の、お茶目に喜ぶ笑顔を見たい。
◆亀沢恭平内野手(30) 下半身の筋肉がバッツンバッツン。太ももの内側の筋肉がモリッとしているためか、お尻が2個あるみたいに見える時がある。プレゼントしたチョコの栄養素も、そんな彼の素晴らしい肉体の一部となるのだろうか? だとしたら素敵だな…という視点から選出。
【阪神】
◆糸原健斗内野手(26)
生まれ変わるなら糸原選手になりたい。ビジュアルも、知る限りでの内面も、お名前も、理想の人間像No.1。その苦労・努力が現れた筋肉、特にボゴッとした上腕は、肩から足が生えているみたい! そのたくしい腕で小さなトリュフを繊細につかんで食べていたら可愛いな。とにかく糸原選手が笑顔で野球ができるのなら、チョコでも応援でも何なりと!
◆馬場皐輔投手(23) サービス精神旺盛で憎む点が見当たらない天使。昨年ファーム日本選手権では優秀選手賞獲得と、実力も期待上昇中。尼神インターの誠子さんに激似。Instagramに投稿するイラストが、かゆい所に全然手が届かなくてクセになる。そんなバビー画伯には、プレゼントしたチョコの絵も描いてもらいたい。
【広島】
◆田中広輔内野手(29)
もっと評価されていい顔面偏差値! 個人的にはなぜ「球界のイケメンといえば田中広輔!」と世を席捲しないのかずっと解せずにいる。3年連続フルイニング出場中で、ショートとしての記録は鳥谷様を超えるまでちょうど100試合まで迫る…ということであれば、チョコをあげてしかるべき。という鳥谷チルドレン目線も込み。
◆アドゥワ誠投手(19) 広島リーグ3連覇の功労者。ドラフト5位指名入団から2年目の昨年、期待を遥かに上回る活躍を見せた働き者のアドゥワ投手。称えたい、今季の激励をしたい、という一心での選出。グローブ職人にも注文が少ないという謙虚な性格とは裏腹に、ヘアスタイルは丸刈りになったりレインボーカラーになったりと冒険しがち。投球も人格も、緩急たっぷりだ。
【西武】
◆高木勇人投手(29)
NPB・SNS界のオアシス。西武への人的補償に内海投手が決まりTwitter上が一部殺伐とした雰囲気になるも、愛情♡たっぷりの歓迎コメントでファンを和ませた。湯のように湧き出る癒しオーラの持ち主。こちらが応援するはずが、気づけばいつも癒しをもらっている。そんな我々にとってバレンタインは彼への恩返しのチャンスではないだろうか。
◆今井達也投手(20) プロ入り以降の、ビジュアルの伸び率No.1(河野調べ)。細くて丸刈り頭だった作新学院時代の印象を持ったまま彼を見るといまだに驚く。とてもイケメン。髪が伸びただけではなく、昨年は本拠地最終戦の先発を任される(流血しながらも力投する)などチームでの立場の変化、プライベートでの意識の変化が、見た目にも表れているのだろうか。
【ソフトバンク】
◆中村晃外野手(29)
現世に生まれた武士のようなイケメン精神の持ち主。一見地味だが器用で確実に仕事をこなす野球職人、中村晃選手。ずっと大好きだ。チョコを渡したらどんなお顔をされるのだろうか? なかなか三振しないその打撃と同様、漢(おとこ)らしく揺るぎないポーカーフェースを崩せるのか見てみたい。
◆高谷裕亮捕手(37) 帰るべき場所は高谷なんだよ…! わたしはライブの前など心を落ち着かせたいときは、高谷選手が「低めに」と両手を伏せてジェスチャーする様子を思い浮かべる。手のひらに人と書いて飲み込むように。頼れるベテランはチームにとってもファンにとっても心の故郷なのではなかろうか。いつもありがとうございます、という想いをチョコに代えて贈りたい。
【日本ハム】
◆石川亮捕手(23)
かっこいい。かわいい。おもしろい。兄っぽさも弟っぽさもある。お洒落。たぶん何時間だって石川亮選手の良さを挙げ続けられると思う。眉目秀麗でありながら、よりによってマスクを被る&地面に最も近いポジションを選んでいる、という点がトドメ。はぁ素敵。今年は勝負であり、チャンスでもある年! 正捕手の座をつかむ姿が見たい! 応援をチョコに込めて贈ろう!
◆宮西尚生投手(33) ファイターズが誇る鉄腕。ホールド日本記録保持者。「僕にスポットライトはいらない」と、プロ入り以降一度も先発登板なしで縁の下の力持ちに徹してきた宮西投手。その分、バレンタインでは存分にスポットを浴びてほしい。一見クールだが、関西出身のノリは朗らかでツッコミも鋭い。わたしも在籍した関西学院大の誇り。
【オリックス】
◆山崎颯一郎投手(20)
ワンコ系イケメン。しかも190センチと高身長で小顔。女子に「イケメンの野球選手を教えて」と頼まれたときは必ず一番に山崎投手のお名前を出す。顧客満足度No.1(河野調べ)。何をされても許せそうな屈託のない笑顔。口角の上がり方が世界一美しい。昨オフにはU23日本代表としてW杯初戦に先発登板し好投を見せた成長株にチョコを!
◆福田周平内野手(26) 福田選手に最も似合う4文字は「プリンス」。涼しげな鼻梁と切れ長の眼、美しく流れるサラサラヘアー。まごうことなきプリンスにはチョコもきっと似合う。明大時代の同期である糸原選手(阪神)とともにペア推しをすると尊さがさらに深まるのでオススメ。主将就任イヤーの今年は、すでに定評のあるキャプテンシーにも期待。
【ロッテ】
◆平沢大河内野手(21)
2015年、わたしは彼のスイングに一目惚れ。仙台育英時代の平沢大河は「綺麗なイケメン」という印象だった。だが、今はもう「オシャレ」「イケメン」の概念を捨てて、どんどん野性味が増しているように見える。激しい内野手争いの中で小学生以来の外野に挑戦するなど、野球にすべてを捧げているのだろう。そんな内面の輝きも加わって、男前度は増すばかりだ。
◆井上晴哉内野手(29) チョコといえばアジャ。昨年9月に20号本塁打を放ったご褒美として乳酸菌ショコラを5年分ゲットし、常に乳酸菌ショコラとともに写真に収まっているイメージ。現在体重は120キロで、日本人選手最重量。巨大なチョコを贈りたい。かわいい八重歯を光らせてかじりついてくれそう。
【楽天】
◆田中和基外野手(24)
昨年のパ新人王。クールでスリリングな表情を見せるイケメン。それなのに舌足らずで滑舌に難ありなところが、あぁかわいい。スイッチヒッターな上に、右と左でフォームも魅力も違う。ファンの方にもらった差し入れを見せびらかしたりもするそうなので、チョコも相当喜んでくれるかもしれない!
◆辰己涼介外野手(22=ドラフト1位ルーキー) あふれ出る変わり者オーラ。面白いリアクションをしてくれそうなルーキーNo.1(河野調べ)。「走攻守、すべてにおいて自信があります」と豪語。しかしそのビッグマウスは自分にプレッシャーをかけるためでもあるという。すでに楽天愛の強そうな辰己選手には、楽天市場のバレンタイン特集からチョイスしたチョコを贈ろう。
【外国人選手部門】
◆DeNAソト内野手(29)
「神が居た…」。ソト選手がホームランを放つたびにツイートするのがわたしの日課となった昨年。数字のみならず、試合の分岐点ではいつもソト選手が勝利に絡んでいるような心象の良さも神レベル。何よりも、高額年俸の交渉を受けて入団したのでなく、自ら入団テストを受けたという経緯もGod.そんな元テスト生は、今やホームランキング。神にチョコを献上しなくては…!
◆日本ハム王柏融外野手(25) 現在わたしのなかで注目度の瞬間風速No.1。台湾の大王。CPBLでは打撃タイトル総ナメの4割打者。初めての雪にキャッキャしたり、札幌ドームの展望台で高所に怯えたり、日本とファイターズの一つ一つに新鮮な表情を見せてくれるロンロンがかわいくてしょうがない。日本の美味しいチョコを贈ったらどんな顔をするのだろうか。
【殿堂入り】
◆阪神鳥谷敬遊撃手(37)
わたしはこの16年間ずっと人生哲学を鳥谷様から教わってきた。鳥谷様がいらっしゃらなければわたしはここにいない。それほど存在が偉大すぎるため、グラウンドと客席以上の距離に近づいたらわたしはおそらく呼吸ができなくなってしてしまう。よって、殿堂入りという形でランキングからは除外させていただく。
【河野万里奈プロフィル】
◆河野万里奈(かわの・まりな)5月21日生まれ、福岡県出身の歌手。関西学院大出身。物心がついた頃から、夏休みは兵庫・尼崎市の祖母宅に行き、家族で甲子園球場に通っていた。選手にドはまりした最も古い記憶は、04年の佐野恵太選手(東海大甲府高)。中学時代、多感な時期の女子たちとのコミュニケーションに苦しんでいた時に、鳥谷敬(阪神)の存在を知る。言葉でなく背中で語る姿に救われて以来、「鳥谷様」と呼ぶほどに崇拝。自称「鳥谷チルドレン」。甲子園から応援していた選手が各球団に散っていくため、特定の球団を応援することができない。「NPB箱推し(全体を応援している、の意)」で、現在は週1のペースで各地の球場に足を運んでいる。
2010年、「第4回アニソングランプリ」で応募者総数1万189組の中からグランプリを獲得し、翌年アニメ『Aチャンネル』のOP曲「Morning Arch」でデビュー。作詞作曲、ライブパフォーマンスのインスピレーションは9割野球選手から受けている。SNSの投稿内容の割合は、歌:野球=2:8。とにかく脳内が野球に支配されている。ライブ中のMCでも野球トークを繰り広げるため、共演者や音楽ファンをしばしば困惑させるほど。選手への愛しさ余って勝手に応援歌を作りSNSに投稿しており、昨年は西武ライオンズの山賊打線をテーマにした曲「ライオンズアラート」がややバズって喜んだ。選手の登場曲を担当することが夢の一つ。いつか鳥谷様に、ここまで育ててくださったことのお礼を言うことも夢の一つ。
2019年5月、テイチクインペリアルレコードより再メジャーデビューが決定。5月15日にニューシングル『真人間入門』リリース。5月19日にワンマンライブ開催。