オリックス山崎福也投手(26)が19日、「雄星流」のトレーニング方法で飛躍的な成長を遂げたことを明かした。昨夏に知人を通じて当時西武に在籍していたマリナーズ菊池と話す機会があり、トレーニングの取り組み方を教わった。「日にちをしっかり決めて、限界まで追い込むことです。狂ったようにやりました」と説明した。
食事改善やプロテインも導入し、体重は約7キロ増量。「キャンプに入って、紅白戦で全然違った感覚があった」。17日の紅白戦では昨年より約10キロ上がった最速146キロの直球を軸に、1回を1安打無失点に抑えた。2軍左腕の好投に西村監督は「本当にいいものを出してくれている。スピードも去年と全然違う。次良ければ(1軍昇格も)考えていかないといけない」と絶賛した。
昨オフからフォームの改善にも取り組んだ。昨季は7試合で0勝1敗と苦しんだ左腕に中嶋2軍監督がマンツーマン指導を敢行した。「背中を反る癖があったので、それを直してもらいました。いいきっかけになりました」。この日は新フォームでブルペンでも力強い球を投げ込んだ。「1軍にずっといれるように頑張りたい」。5年目左腕が、生まれ変わった姿で今季の躍進を狙う。【古財稜明】
(2019年2月20日、ニッカンスポーツ・コム掲載)