<バランスのよい組み合わせ(29)>
春が近づき、日差しがまぶしさを増してきました。春先は日中と朝晩の気温差が思いのほか大きく、油断すると風邪を引きやすい時期です。タンパク質やビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどを食事からしっかり摂って、元気に過ごしましょう。
■主菜・ブリとレンコンのみぞれ煮(調理時間:15分)
ブリに含まれるEPAは、血液の流れを良くし、酸素と栄養を体のすみずみまで行き渡らせます。レンコンに含まれるビタミンCはでんぷんで守られており、加熱に強い性質があります。
■主食・納豆とヤマイモのネバネバ丼(調理時間:5分)
体内の免疫機能が集まる腸の健康は、感染症予防のカギ。発酵食品である納豆は、腸内環境の改善に役立ちます。
■汁物・セリの鶏だしみそ汁(調理時間:15分)
日々体を酷使するアスリートは、抗酸化力の高い食べ物を積極的に摂りたいもの。セリはゆでると抗酸化力が高まる傾向があるそうです。
■副菜・春菊のゴマあえ(調理時間:20分)
春菊は「食べる風邪薬」とも呼ばれ、βカロテンやポリフェノールが多く含まれています。特有の香りにも発汗、消化促進、痰を切り咳を鎮めるなどの作用があります。
■ドリンク・チャイ風シナモンジンジャーミルク(調理時間:5分)
シナモンには、炎症の軽減、糖質の代謝促進、喉の痛みをやわらげるなどの効果があります。喉の痛みにさらに効果のあるショウガも入り、体がぽかぽかと温まります。
上記5品に、ビタミンCが豊富なキウイフルーツ(イエロー)2個を加えると、エネルギー1765kcal、タンパク質78.2g、脂質57.7g、炭水化物229.4g、カルシウム793mg、鉄11.2mgが摂れます。
※体格や練習量、その日のコンディションに応じて、量や品数を調整してください。
※なるべく基本の6品目(主食、主菜、副菜、汁物、乳製品、果物)をそろえましょう。
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