スープ・汁物を自宅で食べる人の7割弱が、インスタントなどの市販品を利用しており、最も多く食べられているのは「みそ汁」だということが、マイボイスコムの調査でわかりました。
同調査は10~70代の男女1万556人を対象に実施されました。
スープ・汁物を「毎日1回以上」食べる人は全体の4割強で、高年代層で比率が高くなっています。地域別に見ると、東北・北陸は他の地域より高く、近畿・中国・四国では低い傾向です。
食べる場面は「夕食」が最も多く、次いで「朝食」「昼食」の順。東北では「朝食」が他の地域より高くなっています。しかし朝、昼、夕のどの場面においても、2013年の調査に比べると年々ポイントが減少しています。
食べる理由のトップは「スープ・汁物が好き」で、女性高年代層では「野菜をたくさん食べられる」「体が温まる」、同若年層では「満腹感が得られる」の比率が高い結果となりました。また、ほぼ毎日1回以上食べる層では「スープ・汁物が好き」「習慣になっている」という理由が上位2位でした。
好きなスープ・汁物の1位は「みそ汁」で、2位「豚汁、けんちん汁」、3位「コーンスープ(洋風)」の順。以下は「クリームシチュー」「ビーフシチュー」「お吸い物」「卵スープ」と続きます。また「春雨スープ」「チャウダー、クラムチャウダー」「カボチャスープ」「ビシソワーズ」「ミネストローネ」は、男性と比べて女性の比率が特に高い結果でした。
食べるスープ・汁物のタイプでは「家で調理したもの」が最多でしたが、市販のインスタントやレトルト、缶入りのスープ・汁物を利用する人も68.2%と比較的多いことがわかりました。
市販のスープ・汁物を利用する人が直近1年間で食べた種類では、「みそ汁」が78.1%と最も多く、2位は「コーンスープ(洋風)」(50.1%)。以下は「お吸い物」「ワカメスープ」「卵スープ」「豚汁、けんちん汁」が各30%台、「ポタージュ」「春雨スープ」「コンソメスープ、チキンスープ」が各20%台でした。
性別で見ると、男性は「みそ汁」「豚汁、けんちん汁」、女性は「春雨スープ」「コーンスープ(洋風)」「カボチャスープ」を好んで食べているようです。