<ウエスタン・リーグ:中日10-5広島>◇26日◇ナゴヤ球場

中日ドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が26日、ウエスタン・リーグ広島戦で初の二塁打を放った。

中日対広島 8回裏中日無死、根尾は左中間に二塁打を放つ(撮影・前岡正明)
中日対広島 8回裏中日無死、根尾は左中間に二塁打を放つ(撮影・前岡正明)

23日の巨人とのファーム交流戦(ジャイアンツ)でプロ初本塁打を放ってから、これで3試合連続安打。根尾は「まだまだです。(二塁打は)球が高く、甘かった。いいところに飛んでくれた」と、冷静にこの日の結果を振り返った。

中日対広島 広島に勝利、笑顔で三ツ俣(右)とタッチする根尾(撮影・前岡正明)
中日対広島 広島に勝利、笑顔で三ツ俣(右)とタッチする根尾(撮影・前岡正明)

その根尾が笑顔を見せたのは、試合後に聞かされた差し入れだった。試合直前に、岐阜県本巣市根尾地区の「根尾うすずみ応援団」がナゴヤ球場を訪問。特産の「根尾米」3俵分120キロを球場に隣接する合宿所「昇竜館」に届けてくれた。

根尾うすずみ応援団から根尾米を受け取る松岡功祐昇竜館館長(撮影・前岡正明)
根尾うすずみ応援団から根尾米を受け取る松岡功祐昇竜館館長(撮影・前岡正明)

石川博紀団長(64)は「根尾米は特別栽培のA級米。根尾君に食べてもらって1軍に上がってほしい。新米が取れたら、また差し入れします」と話した。

根尾うすずみ応援団から贈られた根尾米(撮影・前岡正明)
根尾うすずみ応援団から贈られた根尾米(撮影・前岡正明)

白米好きを公言する根尾は「うれしい。あることは知っていたけど、食べるのは初めて。おなかがすいていたのでヤバいっす」と目を輝かせた。【伊東大介】

(2019年3月26日、ニッカンスポーツ・コム掲載)