男子ゴルフで11日開幕のマスターズ(米ジョージア州)にアマチュアとして出場する金谷拓実(東北福祉大3年)が、先輩、松山英樹(27=LEXUS)の道を行く。3日、宮城の同大で会見を行い、「アマチュアで出られるのはそうそうないので、予選を通過して、ローアマを取るのが1番の目標」と宣言した。

会見を終え、笑顔を見せる金谷
会見を終え、笑顔を見せる金谷

昨年10月のアジア・パシフィックアマチュア選手権を制し、夢舞台の権利をゲットした。大学の先輩でもある米ツアーで活躍する松山も、同大会を制し、11年に同じようにアマチュアで出場し、ローアマ(27位)を獲得。世界に大きく羽ばたくきっかけにした。その松山以来のアマチュアでの出場で、再現を狙う。

初めて米ツアーに出場した1月のソニーOP(ハワイ)では、偉大な先輩と練習や食事などもともにし、多くを学んだ。飛距離アップを目指しているのも松山の助言があったからこそ。「好きなラーメンもあまり食べないようにして、体を絞って筋量を増やしている。ドライバーの飛距離は10ヤードは延びた」と口にする。

東北福祉大の後輩でアマチュアの金谷と握手する松山(2018年11月8日撮影)
東北福祉大の後輩でアマチュアの金谷と握手する松山(2018年11月8日撮影)

4日に渡米し、5日には現地でさっそく松山と練習ラウンドをこなす予定だ。「いろんな準備をしてきたのでそれを発揮できたら」と気持ちを高めた。【松末守司】

(2019年4月3日、ニッカンスポーツ・コム掲載)