サッカー日本代表として南米選手権(コパ・アメリカ=ブラジル)に臨むコンサドーレ札幌FW菅大輝(20)の地元、北海道・小樽市では応援メニューが登場した。
昭和5年に建てられた古民家カフェ「菜はな」は「スガオムカレー」(サラダ付き、税込み980円)を5月20日から提供している。オムレツは小樽地鶏卵、カレーには菅の出身中の地域にある高島港で水揚げされたタコを使用。約8種類のスパイスとタコのだしなどを使い、味わい深いルーに仕上げた。
サッカー少年だった蛭田昌弘店長(39)が考案した。最も苦労したのがチームカラーの赤と黒。特に赤色は難しく、試行錯誤の末、卵にビーツのパウダーを混ぜて完成した。「ぜひ菅選手にも食べて欲しい」。営業があるため試合会場に足を運ぶ機会は少ないが、ネット配信で全試合を観戦している。
偶然にもメニュー提供4日後に菅の代表発表があった。「こんなタイミングで驚いた。大会では良い経験を積んで活躍してほしい」。市外のサポーターもスガオムカレーを求めて訪れており「サポーター同士のつながりができて盛り上がりたいですね」。クラブで初めて下部組織からの生え抜きとして、A代表入りした地元選手の活躍を楽しみにしている。
◆菜(な)はな 北海道小樽市最上1丁目3番13号。営業時間は午前11時~午後4時で、日曜定休。電話0134・24・1713。
(2019年6月11日、ニッカンスポーツ・コム掲載)