<夏休みの過ごし方意識調査(上)>

夏休みは、成長期に必要な栄養バランスがとれる給食がない上に、生活リズムも乱れがち。さらに母親たちも丈夫な骨を作る知識や栄養摂取が不十分な傾向にあり、夏休みの食事でも悩みを抱えているようです。

効率的な骨作りを推進する「コツコツ骨ラボ」が5月24~29日、小中学生の子どもを持つ25歳以上の母親1000人に対して行った意識調査で分かりました。

骨のゴールデン・トライアングル

子どもの健康や体作りのためには、エネルギー源となるご飯のほか、肉、魚、緑黄色野菜が必要だとする母親は8割以上で、意識して摂らせている食品もこの4食品が上位を占めています。しかし、「健康な骨を作る」ことを理由に積極的に摂らせている食品は、カルシウムを含む乳製品や魚が多く、ビタミンDを含むキノコ類は1割未満、ビタミンK2を含む納豆は3割未満にとどまりました。

将来の健康状態を左右する最大骨量は、10代で決まります。半数以上の人が多くの栄養素を認知していますが、骨作りに大切なビタミンK2を知っている人は2割ほど。子どもの骨の成長に必要だとして、ビタミンD、ビタミンK2を意識して摂らせている人は、ともに1割以下と大変低い結果となりました。

カルシウムだけでは、丈夫な骨は作れません。カルシウムの吸収を高めるビタミンDと、沈着を助けるビタミンK2といった「骨のゴールデン・トライアングル」をバランスよく取ることが大切なのです。

子どもの食事に関する悩み

また、給食のない長期の休み期間中の子どもの食事について、8割以上の母親が「昼食のメニュー考案」「昼食を用意する時間や手間」「栄養バランス」などの悩みを抱えているようです。

【協力=コツコツ骨ラボ】

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